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♡レンリのうそのつきかたこうざ♡第3回、「煽り殺陣」でおしおき♡

 

 レンリのうそのつきかたこうざ、第3回! 今回は、嘘とほんとの奥行きを広げる「煽り殺陣」を解説しちゃいます! 予習復習はこっちから。

 これ以降はレンリの基礎が出来てこそのカードばかりになるので、ちゃんとついてきてくださいね?

 

煽り殺陣

 行動

 相手を畏縮させる。

 このターン中に相手が反証に失敗しているならば、あなたの捨て札にある偽証を持つカード1枚を選び、手札に戻してもよい。

 

 

 まずは前提知識。

 行動カードであり、直接相手にダメージを与えることができない効果であり、対応カードではない、というのは読めばわかりますね?

 これが意味することは、これまで紹介したカードよりも一段深い知識が無ければ使いこなせない、ということ。他のメガミのカードであってもそれは変わりません。

 その中でも煽り殺陣は特に難しいので、しっかり勉強しましょうね

 


「活躍する状況作り」を覚えよう

 

 まずは煽り殺陣はどんな状況を目指すのかから。

 桜降る代の全てのカードには「そのカードが使われるべき状況」があるはずです。状況が比較的幅広い・容易に起こりえるものや、限定的に・極稀に強い効果を発揮するものまで様々ですが。

 行動カードの仲間で言えば、ヒミカバックドラフトは「畏縮が効果的である」または「連火の効果によって高い攻撃力をぶつけたい」みたいな目標を見据えて使われるものだと思います。

 では煽り殺陣はどうでしょう?

 結論から言ってしまうと、「相手が反証に失敗した時」が目標となる状況です。決して「畏縮が効果的である」状況を想定して採用すべきではありませんので、勘違いしないように。強い時もあるのですけどね

 テキストが示す通り、相手の反証失敗を始点として強い効果を発揮するカードなので、まずは反証してくれるように誘い込むこと。できないうちは採用しないのが無難です。

 反証してくれるように誘い込む方法は……以前お教えしたので、必要ありませんよね?

 


手札に戻したカードの使い方

 

 次に、煽り殺陣が実際に活躍して手札に偽証カードを戻した時のお勉強です。
偽証を持つカード5種類全て使い方が違いますから、順番に説明しますね。

 

 嘘突きを戻した場合ですが、その嘘突きの反証失敗によって大体はオーラとライフに1ダメージ受けてもらっているはずです。そのターンで嘘突きで追撃しても、レンリちゃん一人ではライフに受けてもらいづらいので、嘘突きを戻すだけ戻して手札に抱えておく方がいいことが多いです。そうすれば次のターンの嘘突きは「持っていることがわかっている嘘突き」なので、反証はとーってもりすきー、ニセモノでも通してもらいやすくなりますね!

 当然ですが、手札や切札、相手のオーラの数など色んな要素から、「煽り殺陣の後も追撃しちゃう」、「次のターンに本物の嘘突きで偽証する」など、臨機応変に。原則は「手札いっぱいで攻める」をできるターンに実行、ですよ

 

 都度討ちは逆に、戻したのならその場で放ってしまうべきです。理由は「手札に持っていても相手の前進・間合を離す効果によって適正間合から外れてしまう」、「相方が近距離メガミだと都度討ちがあっても連携できない」、「相方が中距離メガミだとそのターンに連続攻撃してしまうべき」などなど。都度討ちは攻めれる時に攻めてしまうべきであることが多いです。

 ただ、そのターンにライフで受けてもらえた都度討ちならば、相手のオーラを徒に空けて前進されるなんてことにならないように、追撃しないことも選択肢。こちらも臨機応変が大事

 

 玄塗りを戻すことはほとんどありませんが……強いて挙げるならば、「偶然煽り殺陣を採用しており、偶然相手のオーラが1以下で、偶然玄塗りが手元にあったので放ったらちゃんと反証されたので、偶然手札に戻ってきた」というくらいでしょうか。そもそも玄塗りと煽り殺陣を採用すると通常札の攻撃力は低くなりますし、相当相方に自信があって且つ玄塗りと煽り殺陣を採用する通常札の余裕があるなんてことはほとんどないので、覚えずとも問題ありません。サイネ相手だとあるかも?

 戻した玄塗りは相手のオーラの数や対応カードなどから判断してください。ライフに受けてもらえるならそのまま使い、そうでないなら手札に持っておきましょう、一応対応ですからね。

 

 魚吊りは大変優秀で反証させやすいので、手札に戻ってくることも多いと思いますが、攻撃札ではないので目的に合わせて考えてください。
 対応として手札に維持することが強力ならばそのまま持ち、連続で使用して間合を深く深く潜り込むのが目的なら使ってしまいましょう、その場合は目標とする間合は0かなあ? いずれにしても、間合を近づけ、自分のフレアを増やし、対応としても使える魚吊り自体が手札にある時に強力なカードなので、煽り殺陣があってもご利用は慎重に

 

 雲喰いのことは考えなくて構いません。雲喰いを煽り殺陣で戻すことはありませんし、同時に採用することもありません。絶対にやらないように。

 


レンリちゃんのさいきょーこんぼ

 

 ではでは今度は煽り殺陣ができるウラワザさいきょーこんぼのご紹介!
 用意するのは手札に嘘突き、都度討ち、煽り殺陣の三枚に、あと一枚手札をてきとーに用意してくださいな。やることはとっても簡単!


 間合2で嘘突きを本物で偽証して反証してもらう、
 離脱して間合3で都度討ちをニセモノで放って通してもらう、
 そのまま手札から本物の都度討ちで追撃、
 更に煽り殺陣で今使った都度討ちを戻してもう一回!
 反証失敗の焦燥1/1→嘘突き2/1→ニセモノ都度討ち3/1→本物都度討ち3/1→更に都度討ち3/1、です

 

 ……とまあ、理想論はさておいて。

 このパートで教えたいことは、「煽り殺陣で手札に戻すカードは、実際に反証失敗したカードでなくても構わない」というところ。

 例えば「魚吊りの反証失敗に乗じて、前のターンに使った嘘突きを煽り殺陣で戻してリーサル」だったり、「都度討ちの反証失敗でダメージを稼いだ上で、対応で使用した魚吊りを戻して構えなおす」みたいなことができちゃいます!

 当然反証に失敗してもらえないとできないし、今反証失敗したカードをそのまま戻した方が強いことが多いので、無理に狙うものではないですけど。偽証カードをしっかり採用していれば偶然できるかもなので、みなさんも意識してみてくださいな

 


第3回おわり……の前に

 

 てなわけで、第3回もこれにてしゅーりょー。といきたいところですが、最後にいっこだけ。
 「序盤の折衝は手札を持て余すし、煽り殺陣を使って畏縮させつつ反証しづらくしてやろ」は、やめましょう。

 この行動が起こす結果は「煽り殺陣をチラ見せしたことで相手が反証しづらくなったと思い込んだ自分が、次に煽り殺陣を引いた時に使い物にならずに呆れて伏せる」だけです。しかも煽り殺陣の存在が確定することで相手のミコトの反証の基準が変化するということはほとんどありません。賢いミコトなら反証する時は見えていない煽り殺陣も含めてケアします。

 残るのはなけなしの相手の畏縮と自分の勝手な思い込みのみ。自縄自縛です。

 畏縮しか効果を発揮しない煽り殺陣を使う時は、「畏縮のみを発生させる一枚」に価値が見出せる時だけにしましょう。そして思い込みに負けない心も重要です。でも人間の心って弱いから……ね?

 

 さてさて、これで本当におわり。第4回は「惹き騙り」で相手とらぶらぶ? 更にとりっきーな付与札について解説! みなさま、是非ともおたのしみに

 

 

 

画像:ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME

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