きりかのきはきぼうのき

きりかというやつのらくがき

サリヤとウツロについての考察

 

f:id:Kilica:20181106002701j:plainf:id:Kilica:20181105223903j:plainf:id:Kilica:20181226005131j:plain

どうも福岡後に組み合わせ考察記事出しますと言ったのに書いてませんキリカです。

丁度いいところで騎塵の話が出たので騎鎌の話題と一緒にまとめちゃいます許してくださいなんでもはしません。

ちなみに私の騎塵の知見は数戦回しただけのエアプ同然ですご了承ください。

 

もくじ

1.通常札の相性

2.切札の相性

3.サリヤウツロ的リソースロック

4.騎鎌におけるリーサル手段とウツロがアナザーになることによる変化

5.結局どういうことなの?

 

 

1.通常札の相性


とりあえず通常札を分類別に並べてみましょう。


Burning Steam

 攻撃 3-5,2/1 騎動

Waving Edge

 攻撃 1-3,3/1 燃焼、騎動

Sheild Charge

 攻撃 1,3/2 燃焼、ダメージ→間合

Steam Cannon

 攻撃/全力 2-8,3/3 燃焼

円月

 攻撃 6-7,2/2 灰塵:-/2

☆黒き波動

 攻撃 4-7,1/2 相手オーラ選択時、手札を見て一枚捨て札

☆蝕みの塵

 攻撃 3-6,2/0 相手ライフ選択時、相フレア2→ダスト

刈取り

 攻撃 4,-/0 侵食2(侵食=相手は自領域から桜花結晶を一つ選びダストへ)、

    相手の付与札一枚の結晶2つをダストへ送れる


Stunt

 行動 畏縮、自オーラ2→フレア

Roaring

 行動 造花燃焼2→自集中+1&相集中-1&畏縮、自集中-2→造花回復3

Turbo Switch

 行動/対応 燃焼、騎動

重圧

 行動 侵食1、灰塵:畏縮

影の翅

 行動 このターン中間合+2、達人の間合+2

影の壁

 行動/対応 対応した攻撃-1/+0


遺灰呪

 付与/全力 納2 展開時:相オーラ3→ダスト、

    破棄時:灰塵:ダスト2→相オーラ&相ライフ1→ダスト


黒き波動と蝕みの塵はウツロのオリジン/アナザーで入れ替わります。


サリヤが元々かなり広範囲で攻撃できますが、ウツロが入ることにより6以降の間合でも全力を使わずに攻撃を行えるようになっています。サリヤの騎動を活かして間合4での連撃も可能。こう見ると結構強そうですね。

打って変わって対応では、二つの行動対応がありどちらも適切に使用すれば強力です。行動全体に広げて目を向けると、サリヤは自リソースを増やしながら相手のリソースを減らすことができ、ウツロはその二つが綺麗に分かれています(影の翅をリソースと見れるかは人による)。重圧はメインウェポン。唯一の付与である遺灰呪は間合0-10対応不可の居合ですね(?)。

補い合うというよりは伸ばし合う方向なカードプールになっています。

 

 

2.切札の相性


今度は切札。同じく並べてみましょう。


Alpha-Edge 消費1

 攻撃 1.3.5.7,1/1 即再起:騎動で間合が変化


Omega-Burst 消費4

 行動/対応 対応したオーラダメージX以下(X=燃焼済の造花)の攻撃を打ち消す、

   造花回復ALL

Thallya's Masterpiece 消費1

 行動    使用済:自ターンに基本動作以外で騎動し間合が変化した時、

   ダスト1⇔間合を行ってもよい

Julia's BlackBox 消費2

 行動/全力 造花0:TransForm、造花回復2 そうでない場合:このカードを再起

☆灰滅 消費24

 行動 ダストの数分このカードの消費軽減 相ライフ3→ダスト このカードを除外

☆残響装置:枢式 消費2

 行動 相ライフ8以上:相ライフ1→ダスト

   終了フェイズ時ダスト13以上:終焉の影が蘇る

魔食 消費5

 行動 使用済:自ターン開始時、相手選択:相オーラ1→ダスト、相フレア2→ダスト


虚偽 消費3

 付与/対応 納3 展開中:相手の攻撃に距離縮小:近1&攻撃後効果消滅、

   相手の付与の納-1&破棄時効果消滅

終末 消費2

 付与 納2 展開中:攻撃から1以上のダメージを受けた時、この付与札の結晶を全てダストへ 破棄時:フェイズ終了 再起:灰塵


なんと攻撃切札が一枚しかない!!!(超重要) そしてその一枚が大きな意味を持ちますがこれは後述。

サリヤの切札が言わずもがな強力なものが揃い、ウツロの切札は的確な構築次第で効果を発揮してくれるはず。つまりサリヤの切札は安牌、ウツロ側はテクニカルかつ難易度が高いです。総じて攻めよりは守りや搦め手が得意なプールですね。

 

 

3.サリヤウツロ的リソースロック


リソースロックとは?

一般的な意味ではこちら側の行動の影響によって相手の行動数を減らすことを言います。サリヤウツロの通常札のカードをよく見てくださるとわかる部分が一つ。

Stunt 行動 畏縮、自オーラ2→フレア

Roaring 行動 造花燃焼2→自集中+1&相集中-1&畏縮

重圧 行動 侵食1、灰塵:畏縮

ついでに、

Form:YAKSYA 変形時:畏縮&相手は次の開始フェイズに1枚しか引けない

なんと畏縮カードが四枚も!的確に使うことで相手の集中力を根こそぎ剥ぎ取ることができます(実際にはバランスが大事ですが)。これにより、相手は手札を伏せることを中心とした基本行動を強いられます。

また、ウツロの攻撃・行動での侵食、遺灰呪による強制オーラ破壊など、相手のオーラやフレアを天秤にかけるような攻撃を多く使うことができ、相手のリソースを剥がすことにかけては一級品です(騎鎌相手に重圧ライフ奴なんかおらんやろ^^)。

こちらは先述の通り序盤から攻撃に入ることができ、近距離でも札の使い方次第で攻撃を続けられるため、一方的な展開に持ち込むことが可能です。

中盤にTransForm、更に灰塵から重圧を使用したりすることで継続的に相手の行動を阻害し続け、ウツロのカードによりフレアを奪ったりサリヤの連撃で押しつぶすなど、多くの選択肢をこちらが先んじて行う、これがサリヤウツロの戦いになるでしょう。

 

 

4.騎鎌におけるリーサル手段とウツロがアナザーになることによる変化


机上の空論ばかりが続いたので、ここからは「何をして相手を倒すのか」という部分に入っていこうと思います。まず私が福岡大規模に持ち込んだ騎鎌の2つの型をご紹介。

f:id:Kilica:20181106002701j:plainf:id:Kilica:20181105223903j:plain


タイプ1:ビートダウン

Burning Steam、Waving Edge、円月、黒き波動、刈取り、重圧、遺灰呪

Alpha-Edge、Omega-Burst、灰滅


簡単に言えば序盤から全部投げつけてダストが24になった瞬間に灰滅で勝ちです。

遺灰呪、円月、黒き波動が序盤から相手のリソース(主にオーラ)を奪えるため、そこにAlphaEdgeを混ぜ込んでオーラを叩き割ってライフを取りに行きます。

中盤以降は遺灰呪を強気に置いてリソース強奪+手札を揃えつつ、騎動にきっちりAlphaEdgeを重ね、刈取りと黒き波動でリソースを剥ぎ取れば2巡目の中~終盤にかけて灰塵で重圧に畏縮が乗ります。

重要なのはAlphaEdgeで、このカードを使用するだけでダストが2つ生まれます(そうでなければ相手の対応かライフが1つ消えているので役割は果たせている)。中盤はOmegaBurstのフレアのみ維持しつつ、ダストを数えて勝利まで。遺灰呪はお好みでSteamCannonと交換できます(一応基準もありますが解説が難しいので割愛)。


タイプ2:コントロール

Burning Steam、Turbo Switch、黒き波動、刈取り、重圧、影の壁、遺灰呪

Omega-Burst、Julia's BlackBox、虚偽


打って変わってこちらはコントロール型。通常対応二枚、切札対応二枚の鉄壁型にForm:NAGAのフレア破壊+山札破壊で「相手の寿命を削って勝つ」タイプです。

「相手のフレアがなければ強い切札はなかなか打てない」「フレアがなければダストが出ているので灰塵が達成しやすい」「強い対応が多く相手からリーサルを狙いにくい」というしぶとく戦うデッキ。手札次第で離脱BS波動刈取りと攻撃も繋げられます。

ちなみに相手のフレアが少なくてもNAGAです。それ以外の勝ち筋を用意していません。最終的に遺灰呪が打点を取ってくれるので(震え声)。消費フレアが少なく必要なリソースが少ないのも魅力。

 

 

さて、それではこのウツロがアナザーになるとどうなるか。

f:id:Kilica:20181106002701j:plainf:id:Kilica:20181226005131j:plain

(ここから先は本当に妄想の域を出ませんあしからず)

タイプ1に関してはそもそものリーサル手段である灰滅が消滅しています悲しい。ですが組めないということではありません、その枠には残響装置:枢式が入ります。しかし残響装置:枢式はライフ1点を取ろうとすると早々に目覚めてしまいうまく挙動をコントロールできず、ギリギリまで取っておきにするとして目覚めた後どのようにリーサルするかが少しふわふわしてしまいます。

ついでに言えば、ビートダウンにおける黒き波動は正しく1/2の価値を持っていましたが、蝕みの塵は相手のフレアがあってこそ。序盤からAlphaEdgeによるオーラ攻撃を繰り返すと、蝕みの塵が早くから効果を発揮するためには円月をライフに刺すかBurningSteamをライフ受けさせるまで待つかになります。

よって蝕みの塵については採用するしないを考えた上で、違った方向性でのビートダウンを狙いにいくことを考えていきましょう。パターンは2つ。


タイプ1-1

Burning Steam、Waving Edge、Stunt、円月、刈取り、重圧、遺灰呪

Alpha-Edge、Omega-Burst、残響装置:枢式


黒き波動の枠にStuntを採用してみます。このStuntの意味は大きく2つ、「初巡に残響を鳴らす」「AlphaEdgeのための宿しの短縮」です。基本的に騎鎌は相手の攻撃をライフ受けすることでAlphaEdgeの燃料を稼ぐのですが、終焉の影を蘇らせるつもりであればライフは極力守るべきです。なので序盤のロック+初手遺灰呪の安定化+重圧との連携としてのStuntを採用することで序盤に滑らかに残響を鳴らしつつAlpha円月から当てに行くことを考えます。


タイプ1-2

Burning Steam、Waving Edge、Steam Cannon、円月、蝕みの塵、刈取り、重圧

Alpha-Edge、Omega-Burst、残響装置:枢式


知らねえ私は波動の代わりに蝕み使うんじゃい!型。違うのは遺灰呪の代わりにSteamCannonが入っていることです。うまくやればライフに通せるSteamCannonで蝕みの塵の価値を底上げします。

と言っても初巡ではやはり厳しいと思います。蝕みの塵は無理に打たず1巡目は伏せ、2巡目以降WavingEdgeとの連携で活躍してもらうと安定します。(じゃあSteamCannonは何???)

こちらは初巡に残響を鳴らさず、機を伺うような終焉の蘇生になることでしょう。OmegaBurstを持ち越せればアドバンテージですが……


しかし待ってください、シーズン3に入ってサリヤには新たに切札が追加されましたよね?


タイプ1-3

Burning Steam、Waving Edge、円月、蝕みの塵、刈取り、重圧、遺灰呪

Alpha-Edge、Omega-Burst、Thallya's Masterpiece


そう、Masterpieceにより円月が打ちやすくなっている!!!!!

影の翅を使えと言われればそうですし実際どこかの枠に影の翅を採用することも吝かではないですが、なにより通常札で戦う組み合わせであるところのサリヤウツロにおいて通常札の枠を圧迫することなく円月を打ちにいけるというのは大きな魅力の一つ(早口)。ついでにAlphaEdgeから騎動攻撃をするとまたAlphaEdgeが打てます!(本来の使い方はそっち)

重圧の畏縮ロックに間合ロックを搦めて被弾を減らすことができるのもアドバンテージです。ちなみにこれは今なら騎鎌でもできます。

 

 

さてここまではビートダウン。ではコントロールは?


タイプ2-1

Burning Steam、Turbo Switch、蝕みの塵、刈取り、重圧、影の壁、遺灰呪

Omega-Burst、Julia's BlackBox、虚偽


ほぼ変わらず。当然TransFormもNAGA一択です。こちらは蝕みの塵が騎動を使わなくても離脱で打てる分優秀な反面、ハンドピーピングはないので、より的確な対応が大事。きっちりリソースを奪いきることが重要です。NAGAにTransFormしても蝕みの塵が役割を失わないのはポイント。

 

 

さて、ここでビートダウンにおける3タイプ+コントロールを紹介しましたが、一つ忘れていることが。


「終焉の影蘇ったあとどうすんの?」


主にビートダウンで残響装置:枢式を採用していましたが、終焉の影を蘇らせたあと、どういう勝ち筋があるでしょうか。

殲滅2回? 終焉呼んでロック&再構成? 静寂を征って連撃?

実際、騎塵における終焉の影は少々使い勝手が悪いです。当然蘇ったウツロ様は強いのですが、強みの押し付け方が騎塵は少し難しい。(ここに関しては色々研究途上なので明言は避けます)

みなさんも考えたことのある(だろう)DeltaWing静寂もありますが、それで本当に勝ちに繋がるか? 私は実はそれで勝ったことはないです(


なので考えてみました。終焉を蘇らせて勝利を狙う型。


タイプ3-1

Burning Steam、Waving Edge、Roaring、円月、蝕みの塵、刈取り、影の翅

Alpha-Edge、Julia's BlackBox、残響装置:枢式


このタイプのTransFormはGARUDAになります。初巡or2巡目の序盤で造花を焼き切って手札三枚でTransFormから手札五枚、次のターンで七枚全て叩きつけて終焉を蘇らせます。

TransFromまでの動きは省略。

(間合2開始想定)残響装置:枢式、集中離脱、AlphaEdge、WavingEdge(騎動後退)、影の翅、円月、集中前進、AlphaEdge、Burning Steam、蝕みの塵、Roaring伏せ前進、刈取り

流石にこれで蘇らないは嘘だと思うんだけどなあ……(ちょっと自信がない

オーラが詰まって前進できなさそうなら離脱ではなく後退しましょう。造花が間合に一つ残って間合4でターン終了なので、相手は(蝕みの塵と刈取りを受けた身で)1後退しなければ殲滅がヒットするため、かなりアドバンテージを稼げるはずです。ちゃんと間合4で返して来たら4DeltaWing1纏い静寂をお見舞いしてあげましょう。

(((残響装置で2、AlphaEdge×2=4、蝕みの塵、刈取りがそれぞれ2、離脱で-1、合計ダスト9個+前ターンの箱も合わせて流石に……??? 円月ライフ受けしたらBS、WA、円月で4点と蝕みの塵+刈取りのフレアダメージがあるから蘇らなくてもテンポは取れてる気がするけど……うーん。)))


タイプ3-2

Burning Steam、Waving Edge、蝕みの塵、刈取り、重圧、遺灰呪、(自由枠)

Alpha-Edge、Thallya's Masterpiece、残響装置:枢式


打って変わってこちらはMasterpieceを使う型。自由枠はRoaringが丸いですが初ターン打ちは後々Roaringで造花を回復する羽目になるので少々危険が伴います。AlphaEdgeをOmegaBurstにするということもできますが少々灰塵達成の難度が高め。他の候補はSteamCannonや影の壁あたり。

「騎動後退マスピで前進」を活かしてAlphaEdgeを叩き込みながら間合の結晶をダストに送りつつ終焉の影を目指します。成功した場合、なんと間合が2あるのになぜか自分のターンが返ってきたら騎動解除で間合0!? という間合捏造ができ、これの利点は相手の離脱が非常に難しいという点。重圧が乗ると畏縮まで付くため、相手が安易に手札を手放すとまんまと殲滅にかかります。

タイプ3-1はGARUDAからの連撃でライフを取っているため少々フレアが溜まっていても静寂で勝利できそうですが、こちらは一転フレアを極力溜めさせずに殲滅を2回きっちり当てることでリーサルを目指すことになりそうです。

 

 

5.結局どういうことなの?


まとめ。

結局のところ、相手に与える圧力は騎鎌では灰滅、騎塵ではなんと大ダメージは切札にないということをしっかり理解した上で、相手の行動をロックしながら戦うことを求められることになります。

しかしその上で、変則的でありながら騎鎌にはAlpha灰滅、騎塵にはAlpha残響Maspi残響と通常札によるビートダウン&ソフトリソースロック、NAGA+豊富な対応でのコントロール、あるいはその中庸を目指す(超難解)も存在します(たぶん)。

ちなみに今回は型に採用していませんが終末は相手によっては刺さるそうですよ?

シーズン3になって新たな姿で帰ってきたMastarpieceもなかなか強力ですし、うまく使いこなせば一線級! みなさんも是非研究してくださいね(そして知見を分けてくれ)。

 

 

Ex.おまけ

f:id:Kilica:20181226010436p:plain

サリヤ「Alpha-Edgeは5回打つと魔食ですよ!」

f:id:Kilica:20181226010456p:plain

ウツロ「……私の切札の代わりなの?」

 

画像:ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME